愛車をパワーアップさせたいという理由で吸排気系のカスタムを考えている人は「ビッグキャブへの交換」も検討していることでしょう。
ただ吸排気系に手を入れる場合はしっかりとメリットやデメリット、効果などを把握しておかないと逆にパワーダウンしたりバイクの不調を招いたりしてしまいます。
なんとなく「キャブを大きいものに変えればパワーが上がる」と考えてカスタムを行うのは危険ですので、ビッグキャブの効果やデメリットなどをしっかり把握しておきましょう!
キャブレターの役割

キャブレターはタンクの中にあるガソリンと空気を混ぜて混合気を作る装置となります。その混合気がエンジン内部に送られて爆発することで動力を得るのです。
混合気は空気とガソリンの割合がとても重要で、濃かったり薄かったりするとパワーを充分に得ることはできません。キャブレターはバイクの中でもかなり重要なパーツです。
ビッグキャブはその名の通りキャブレターが大型になるわけですから取り入れる混合器の量が増えるということになります。それに伴いパワーも向上するわけですね!
ビッグキャブに交換することによる効果
- トルクが出る
- パワーが上がる
ビッグキャブの効果は上述した通りバイクの全体的なパワーが上がります。トルクも出るため坂道など上る時に楽になるでしょう。
加速もしやすくなるのでコーナーからの立ち上がりや、信号待ちからのスタートで効果を体感できるのではないかと思います。
またスプロケットの歯数を最高速よりに調整することでスピードを伸ばすこともできます。通常はスプロケットを最高速に寄せるとトルクが減りますが、それをビッグキャブで補う感じですね!
ビッグキャブのデメリット

燃費が悪くなる
エンジンに送り込める混合器の量が増えるということはもちろん燃料の消費も大きくなるため、燃費が悪くなってしまいます。
日常の足としてバイクを使っている人は燃料代もかさんでしまう可能性がありますので、そこらへんはしっかり考えてからカスタムに挑んだ方がいいかもしれませんね!
愛車のパワーアップにはロマンがありますから、燃費を犠牲にしても構わないという人にはビッグキャブはおすすめです(笑)
キャブセッティングがシビアになる
吸排気系をいじるとだいたいキャブのセッティングが乱れます。ビッグキャブも純正セッティングのままでは本調子が出ないので、再度調整をする必要があるのです。
キャブセッティングはやったことがある人はわかると思いますがけっこう大変ですし夏や冬など気温によっても最適なセッティングが変わります。
季節ごとの環境に応じてこまめにセッティングができる人なら問題ないと思いますが、苦手な人はお店に頼むなどした方がいいでしょう!
さいごに
ビッグキャブに限らず吸排気系のカスタムは知識がない人がやるとパワーアップどころかバイクの不調につながってしまいます。
やるなら効果やメリット・デメリットをしっかり把握してから挑戦したいですね!適切にカスタムできれば大きな効果を体感できますので!
ビッグキャブへの交換を検討していた人はこの記事を参考にして、どんなメリットがあるのか把握しておいてくださいね!

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